子ども英語講師の私は、
バイリンガル保育士でもある仕事柄子どもの持ち物のキャラクターに遭遇する機会がかなり多いです。
Tシャツ、水筒、お弁当箱、タオル…
ありとあらゆる持ち物は100パーセント近くキャラクター物と言ってもいいでしょう。
そしてよく見てみると、
赤ちゃんクラスの子供達の持ち物には顔の丸い穏やかなキャラクター。代表されるのはもちろん永遠のヒーロー(笑)僕らの「アンパンマン」!!
アンパンマンやしまじろう、ドラえもん、ミッフィーとかもよく持ってますね。
でも3、4歳以上になってくると、何故か男の子はポケモン、仮面ライダー、カーズなどの戦隊物や乗り物的な物が急に増えてきます。
女の子はというと、キティーちゃん(ちょっと最近ブームが下火?).ディズニープリンセス、プリキュアシリーズなどのフリフリドレスを着たヒロインを好むようになります。
これって何故なのでしょうか?
もしかしたら、大人が自分たちの好みを知らず知らずのうちにインプットしてるのでしょうか?
マンガ大国日本は長い間”オタク”(今では世界共有語になってる!)文化が根を下ろし、コロナ以降、「引きこもり」と言う言葉にあまりネガティブな印象を持たなくなってきました。
大人ですら、二次元キャラに恋をしたり、キャラクター商品を集めたりと日本社会においてのキャラクターの受容はかなりのものになります。
そう言う大人のキャラクターに対しての態度や好みが、子供達の成長に大きな影響を与えているのでは???
しかしながら、研究の結果
殆どの幼児期の子どもの男児は男子キャラクターを好み、女児は女子キャラクターを好むようになっていくと言うのです!
大人が仮に男子に女子キャラクターを、女子に男子キャラクターを与えていたとしても、3、4歳になったら自分のアイデンティティを獲得し、その事が男の子は男子キャラクター、女の子は女子キャラクターを好むようになるそうです。
テレビやメディア、友達の影響とかもあるのでしょうが、性役割の観点から認識を深めていく。すなわち、「僕は男の子だから仮面ライダーが好き」という風に認識していくのだというのです。
言われてみると、誰も教えていなくても男の子はいつのまにか車や電車が好きになりますし、女の子は可愛いピンクピンクしたものを集め出しますよね。
まあ、それがちょっと違うと、今話題の「ジェンダーレス」とか「ジェンダーフリー」とかいう話になっていくのでしょうか…?
結論として、親がこれを好きになれ!と与えたものだから好きになる、というものではないということのようです。
それでも、年齢によっての好みの変化ってありますよね。
最初に触れたように、赤ちゃん時期のキャラクターはアンパンマンなどに代表されるように「中性的」なキャラクターを好む傾向にあるようですし、その特徴として「穏やか」「優しい」というものがあると思います。
英語保育をしていると、海外のキャラクターに出会う事も多くあります。アメリカであれば、ミッキーマウスとか、イギリスであればPeppa Pigとか!
教材とかにも多く使われますが、ヨーロッパの物ってなんか好きなんですよね〜
特にフランスのアニメキャラクターって独特ですよね。
なんというのかしら、とにかく絵が美しく哀愁(これ子供に必要かはわかりませんが)と言いますか、ポエムのような味わいがあります。
フランス語を読めなくてもインテリアで飾っておきたいような…(ちょっと気取ってる?)
内容も、「感情をコントロール」することを子どもに学ばせることが多いと言いますから、「言いたいこと言っちゃえー」「ドーン、バーン!」とやるアメリカのアニメとはえらく違いますな…😌
私が好きなフランスのキャラクターはこちら
私、ずっとこの子ネズミだと思ってましたが、「コアラ」なんですね!!!😮😮😮
え?コアラならオーストラリアではないのかえ…
と、まあ細かいことは知りませんが、ペネロペの絵本ってこれかなり教材にも使えそうなんです。
ざっとあげますとその内容は..
ペネロペのしかけえほんシリーズ
- ペネロペ まきばへいく
- ペネロペ ゆきあそびをする
- ペネロペ ようちえんへいく
- おやすみなさい ペネロペ
- メリークリスマス、ペネロペ!
- ペネロペ うみであそぶ
- ドアをしめてね、ペネロペ
- ペネロペ ルーヴルびじゅつかんにいく
- ペネロペ パリへいく
- ペネロペ スポーツをする
- ペネロペ チョコレートケーキをつくる
- ハッピーバースデー、ペネロペ!
- ペネロペ びょういんへいく
ペネロペのおはなしえほんシリーズ
- ペネロペ ひとりでふくをきる
- きょうはなにするの、ペネロペ
- ペネロペ うみへいく
- おなかすいたね、ペネロペ
- ペネロペのおかいもの
- ペネロペ かずをかぞえる
- ペネロペ いろであそぶ
- ペネロペ あいさつできるかな
- うたって、ペネロペ
- ペネロペ かたちをおぼえる
- ペネロペの はるなつあきふゆ
- ペネロペの いちにち
- ペネロペ イースターエッグをさがす
- ペネロペ おねえさんになる
- ペネロペ ちきゅうがだいすき
- メリークリスマス、ペネロペ !
- ペネロペのたのしいハロウィン
- ペネロペ ゆきあそびをする
- ペネロペとおむつのふたごちゃん
- ペネロペのしんがっき
- スマイル ペネロペのおみまい
ペネロペのできるかなえほんシリーズ
- おふろにはいろうね、ペネロペ
- はやくねようね、ペネロペ
- おかたづけしてね、ペネロペ
- のこさずたべてね、ペネロペ
- てをつなごうね、ペネロペ
- おかしはあとでね、ペネロペ
- かえるじかんよ、ペネロペ
- しずかにしてね、ペネロペ
と、いった、場所や土地、イベント、毎日に必要なルーティン、社会的ルールなど…
子どもたちが身近に感じる物事がたくさん詰まっていて、これはコンテンツに事欠かない!先生はありがたい!!笑笑
そしてこの詩的な優しい絵と文に出会えた子供達は、きっと最初のキャラクターとしては穏やかに優しく残っていくのでしょう。
まあ、そのうち、「なんとか戦隊〇〇ジャー!!」とかいって暴れ出して、「あれはなんだったの?」ってみんな親なら思うんだけど、結構最初に出会ったキャラの影響って心の底に残っているような気がするんですよね〜
そんな私が最初に好きになったキャラクターはなんだったんだろう…
やばい。思い出せない笑
そんな古くから未だに残っているキャラクターって、日本は少ないんでしょうかね。
いろんな国のキャラクターを調べてみるのもいいかもしれません。
ペネロペみたいなキャラクターなら、親子で持っても素敵かも!!
Rie Lily Yonehara