「ドラマ教育」と英語

さあ、今回は私の専門分野?

「ドラマ教育」ってご存知ですか?

日本でもじわじわ広がる「ドラマ教育」ってなに?――「ドラマ教育」によって伸びる子どもたちの力とは

ドラマ教育入門 [ 小林由利子 ]

東京都立大学教授 小林由利子先生はこの「ドラマ教育」のパイオニアでいらっしゃいます。

もともとはイギリスの演劇学校が発祥で

演劇をする、というよりも、

それを作り上げていく段階がとても重要である、という解釈なんです。

小林先生は

「ドラマ・イン・エデュケーション(DIE)」と呼ばれています。アメリカのものもイギリスのものも、ともに観客に見せることではなく、子どもたちが演じること自体を重視した活動です。これらが、わたしが言うところの「ドラマ教育」です。  (小林由利子氏インタビューより引用)

と、おっしゃっています。

え?演劇をすることじゃなくって?

演劇学校ではなくて??

これをわかりやすくい言い換えてみますね。

子ども達の「ごっこ遊び」を想像してみてください。

小林先生はこうおっしゃっています。

わたしの考えの根幹にあるのは、演劇もドラマもルーツは「子どもの遊び」だということ。ここがとても大事なポイントで、「遊び/ドラマ/演劇」という連続体になっているのです。子どもは、いろいろなものを別のものに見立てたり、別人を演じたりして遊びますよね。石ころをあめ玉に見立てる、自分がお母さんになっちゃうというふうに(笑)。そんな子どもたちも、小学生くらいになるとやがてその遊びをやらなくなってしまいます。でも、実際にやらないまでも、子どもというのは頭のなかでは幼い頃と同じように遊んでいるのです。わたしは、その遊びを続けさせるためのツールとしてドラマ教育を位置づけています。 (小林由利子氏インタビューより引用)

これなんですよ!

学芸会のようにセリフを覚えさせて棒読み(笑)にさせるのではなくて

私の解釈で実践しているのは

例えばキッチンで

病院で

ビーチで・・・

どんな場所で、そこに何があって、どんな人たちがいて、どんな会話をして、どんな動きをするのか??

与えるテーマ材料はそれだけ。

ホワイトボードにはレントゲン写真があります!

病院のドラマ

子ども達はある程度のセリフを頭に入れた後、

遊びが進むにつれて

カルテを書いたり、待合室の患者さんの熱を測ったりと

多分病院で見たのでしょうね

見事なアドリブ (即興・インプロビゼーション)で会話し始めます。

私の経営していたインターナショナルスクールはそれを英語で行っていました。

一見、ただのごっこ遊びのようですが

そこには多くの意味があるのです。

1.ドラマを作っていく過程において、

 「どんな人がいるのか?」「どんな会話がなされるのか?」というのを

  考えることによって、観察力と想像性が生まれる。

2.ドラマを通して登場人物などになることで表現力を養う。

  ーこれは日本人が苦手とするところですよね。 英語には表現力が欠かせません。

3.会話をしたり、そのシチュエーションにおいての様々なコミュニケーション力が養える。

こういうことは子供たちが将来生きていくために必要な力をつける訓練にもなるのです。

そしてそれを英語で表現できたら、世界のどこでも生きていけるのではないのでしょうか?

・・・なんかすみません、熱が入ってしましました(笑)

そこで・・・

おうちでできるドラマレッスンをご提案!!

だいたいどこのご家庭や園にも「ままごと」はありますよね?

それを使ってなにができるかというと

*キッチン道具の名前を覚える。

*料理をするときの動作(cooking verbs)が覚えられる。

*食べ物の単語が覚えられる。

などの学習がはいっているんです(^^)

これは私が子供たちに見せた即興のクッキングのレッスンのビデオです↓↓

 

ちょっと恥ずかしいですが・・・笑

子供たちの笑い声が何よりうれしい!!

そして「やったね!」と思える瞬間はこのあとなんですが

レッスンが終わった後に自由遊びで、

ドラマレッスン中に使った会話をしながらお友達とそれを再現しているんです!!!!

「イェーイ!やったね!」

こうやると

「はい、これは何ですか?」と単語をただ覚えさせたり

お決まりのフレーズを丸暗記する学習ではなく

「生きた英語」が身につくのだと

これは私の解釈の上で行っている英語レッスンなんです。

子どもたちがいやいやでなく、「遊びの中でいつの間にか英語を覚えちゃう」!

おうちにあるおもちゃで簡単にできますよ~!!

それが大きくなると、キッザニアみたいなものができたらなんて・・・

Lily先生は考えるだけで楽しい!!!!

英語の学習にぜひ「ドラマ教育」取り入れてみませんか?

Rie Lily Yonehara

   

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